VPNの接続イメージ(結論)

VPNは、端末の通信をいったんVPNサーバへ送る「トンネル」を作り、そのトンネルの中身を暗号化しながら中継してもらうことで、結果としてVPNサーバ経由でインターネットにアクセスする仕組みです。[[※]]

どうやって“つなぐ”のか:全体の流れ

まず端末でVPN接続を開始すると、クライアントはVPNサーバに対して接続を確立します。このとき、以後の通信を安全に運ぶための合意(どの暗号方式で守るか等)が行われ、端末からVPNサーバまでの経路上にトンネルが成立します。

トンネルができたら、端末がインターネット宛てに送る通信は、VPNの外へ直接出るのではなく、トンネルの中に入れてVPNサーバまで運ばれます。VPNサーバでは受け取った通信をインターネット側に転送(中継)し、応答も同じトンネルを通って端末へ戻します。

この結果、インターネット側から見えるアクセス元は、通常は端末そのものではなくVPNサーバ側になります(見え方は構成によって変わり得ます)。

暗号化と「経路の選び方」で起きること

VPNでよく話題になるのは暗号化です。暗号化の目的は、トンネルの中で運ばれるデータが途中での盗み見や改ざんのリスクを下げることです。とはいえ、暗号化があるからといって、すべてが無条件に安全になるわけではありません。暗号化している範囲や、通信の終端がどこか(VPNサーバの先で何が行われるか)によって、リスクの形は変わります。

また、VPNは「どのVPNサーバを使うか」「どの通信をVPN経由にするか」という選択が重要です。たとえば、すべての通信をVPN経由にする設定もあれば、一部だけを対象にする設定もあります。これにより、アクセス先やサービスの挙動、体感速度などが変わることがあります。