仮想プライベートネットワーク(VPN)が使われる主な目的

仮想プライベートネットワーク(VPN)は、インターネットなどの公衆ネットワークを経由しつつ、利用者の通信を「暗号化して送る」仕組みとして使われます。その結果として、第三者に通信内容が読み取られにくくなり、接続の安全性を高める目的で利用されます。

また、VPNを使うと、ネットワーク上での「接続元の見え方」が変わることがあります。このため、利用者がアクセスする先からは、実際の端末所在地とは異なるように見える場合があり、そうした点に関心を持って利用されることがあります。

さらに実務の用途として、企業などでは社内ネットワークに安全に接続するためにVPNが使われることがあります。外部からでも、社内のリソースにアクセスする際に、通信経路を保護しながら利用する考え方です。

仕組みのイメージ:通信を保護しつつ経路を切り替える

VPNの基本的な考え方は、端末からVPN側までの通信経路をトンネルのように扱い、その区間を暗号化してから送ることです。そのため、途中経路で通信内容が覗かれにくくなります。

同時に、通信はVPN側の仕組みを経由してやり取りされるため、アクセス先から見えるネットワーク情報が変わることがあります。ここで重要なのは、「何でも隠せる」「完全に見えなくなる」といった断定はできず、実際の見え方や影響は、利用環境や提供側の設定、接続先サービスの仕様などに左右され得る点です。

どんな場面で役に立つか

一般的に、VPNが検討される場面としては次のようなものがあります。