VPNとは何か
VPN(Virtual Private Network)は、端末からVPNサーバーまでの通信をトンネルのように扱い、その経路を暗号化して送る仕組みです。暗号化によって、途中経路で通信内容が読み取られにくくなります。また、VPNサーバー経由で通信するため、ネット上では「あなたの直接のIPアドレス」ではなく「VPNサーバーのIPアドレス」のように見える場面があります。
どう安全性に関わるのか
VPNが「安全」に寄与するポイントは主に2つです。1つ目は、端末とVPNサーバー間の通信が暗号化されること。これにより、同一ネットワーク上の第三者などが通信内容をそのまま把握しにくくなります。2つ目は、通信の見え方が変わることです。インターネット接続の記録や監視で、あなたのIP情報として扱われる範囲が変化し得ます。
ただし、VPNが増やす安全は万能ではありません。VPNは「通信経路」の見え方を変えたり、内容の読み取りを難しくする方向に働きますが、端末がマルウェアに感染していたり、Webサイト側での不注意(ログイン情報の入力ミスなど)がある場合まで自動で防いでくれるわけではありません。不安要素がどこにあるかを切り分ける必要があります。
できること・できないこと(例外と注意点)
まず、VPNでできることとしては、外部の傍受による「通信内容の読み取り」を抑えることが挙げられます。次に、できない(または期待しすぎ注意の)こととしては、たとえば次のようなケースです。
- 端末自体の感染や、危険なアプリの実行は防げないことがあります。
- Webサイトのアカウントやパスワードを誤って入力してしまうなど、入力操作のリスクは別問題です。
- VPNサーバー以降の通信は、VPNを使っていても相手側や設定によって挙動が変わり得ます。
