まず「VPNサービス提供者」とは何か
VPNサービス提供者とは、利用者の端末と通信先の間に入って、接続を中継するための仕組み(VPN接続機能や管理された接続先など)を、利用者が使える形で提供している事業者や組織のことです。提供形態は一つではなく、運営主体・収益の成り立ち・対象ユーザーの想定によって、いくつかのタイプに分かれます。
利用できるVPNサービス提供者の主なタイプ
1) 一般消費者向けの民間VPN事業者
個人ユーザーが自分の目的(Web閲覧、端末間の接続など)に合わせて使えるように、アプリや設定手段、サポート窓口を用意した事業者です。多くの場合、個人向けに分かりやすい料金体系や利用方法が用意されます。一方で、混雑状況や速度面などの体感は、同じ提供者内でも状況により変わる可能性があります。
2) 法人・組織向けのVPN提供者
社内ネットワークへの接続や拠点間連携など、組織での利用を想定した形で提供するタイプです。個人向けとは異なり、管理機能や運用を前提にした説明があることがあります。違いは「運用の想定が業務側に寄っている」点にあり、個人が自分で完結して使う場合の分かりやすさは、必ずしも同じとは限りません。
3) ネットワーク事業者・通信関連企業が提供するVPN
回線や通信サービスを提供する企業の一部としてVPN機能を用意している場合があります。この場合、VPNが単体のサービスとして提供されるのではなく、通信サービスの一部として位置付けられていることがあります。利用条件や範囲の説明が、VPN単体の事業者と異なることがあるため、提供範囲の読み方に注意が必要です。
4) 無料提供をうたうタイプ(有料への移行や別収益の可能性を含む)
無料で使えるVPNを掲げる事業者も存在します。
