ブラウザのプライバシーは、設定と選択が効く場面と効きにくい場面がある

ブラウザのプライバシー設定や「サイトごとにどう扱うか」の選択は、主に“ブラウザが相手に渡す情報”や“追跡の入り口”を減らす目的で役立ちます。たとえば、不要なCookieを抑えたり、追跡目的のデータ共有を制限したり、権限(位置情報・マイク・カメラなど)をサイトに渡さない状態にすることは、実際に体感しやすい改善につながります。

一方で、限界もはっきりあります。ブラウザ側だけでは、ネットワーク経路、端末情報、アクセスした事実そのもの、サイト側のログなどは完全には消せません。また、同じ設定でも、どの機能が有効に働くかはブラウザの実装やサイトの挙動、利用する環境によって変わります。そのため「設定したから安心」と決め打ちせず、確認しながら運用するのが現実的です。